ああせい、校正!
広告の海を泳ぐ校正士。 ことば紡ぎにエネルギーを燃やすも、”つまならない”の一言に沈没寸前。 もっとスマートに生きてみたい。シャープなボディがあれば、はばたけるはず。
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昨年は一回もアップしないまま過ぎていることに今更唖然としていますが、せっかくコンテンツがあるのでゆるゆるでも・・・と思い至りアップします。
校正実務講座に申込みをしてほどなくすると、教材が一式やってきます。通信教育の教材はあまりため込まないタイプだと自称していたものの、数少ない自信?が一瞬ゆらぐほど、本当にどさっとやってきた。ここで気合い必要。
1か月分がまとめて送られてくるスタイルに慣れていたからか、まさかこれを1か月で…と一瞬で挫折しそうになってきた。テキストは上下巻あるし。まずは一番薄い冊子‘ガイドブック’なるものを見ることに。
ガイドブックには、講座の進め方等が記載されているが、ほとんど図解がないので、文体に慣れるまでに時間が必要。1週間に1ステージ、1か月で4ステージずつすすめるよう書いてあるし、テキストの目次上そうなのかな?という感じ。実際問題として練習問題の復習やら、提出課題を解く時間を作るには、1週間弱で1ステージをこなしていかないと、間に合いそうもないような印象です。
週末にまとめて・・・という手もなくはないと思いますが(実際にそういう進め方をしている人もいるようです)、インプットの時間があまりとれないような気がするし。平日2回の週末2回くらい、合計4回くらいできると程よいのかもしれない。ここは教科書的にいえば毎日コツコツなのかもと思いますが、この勉強に特化するのも至難の業なのかなーと。
テキストはというと、学生時代の専門書をほうふつとさせるような体裁となっているからか、なんだか一気に大学生に逆戻りしたような気分になった。この講座、活字が苦手な人はあんまり受講していないような気もしますが、本を読むのが苦手な人には、洗礼に近いものがあるかもしれない。
とりあえず、教材や宿題は、知った日に必ず着手すること、という話を聞いたことがあります。以来律儀に守り続けている身としては、わくわくというよりも覚悟に近い心境で、本当に申し訳だけやってみることにしました。
もうすぐで夏休みが終了、という時期になってきました。といっても最近の小中学生は今日から学校という場合も多々あるようで。
さて、校正実務講座受講にあたって、持っていてよかったと思うものを少し挙げておこうと思います。そもそも持っていたものも多数ありますが、受講時に新たにそろえたものもあるので、全部まとめてご紹介しようと思います。
詳細はテキストでも紹介されていて、テキストの親切さにもびっくり。
1.赤いペン
とにかく細ければ細いほどいいし、サインペンのように、極細であってもペン先がつぶれやすいものとか、従来型のボールペンは激しく向かないと思う。ゲルインクタイプのボールペンをテキスト着後にゲットしました。
ゲットしたボールペン
★中性ゲルインキ六角ボールペン0.25mm(無印良品):表示よりもちょっと太い感じがするも、なめらかに書けて使いやすい。
★ユニボールシグノ0.28mm(三菱鉛筆):無印のものよりも細い線が書ける印象。角度によってはややかすれやすいが、価格も手ごろで使いやすい。
ちなみに、資格取得後にゲットしたのは↓
★フリクションボールスリム038 0.38mm(パイロット):フリクションの中では最細です。といっても、上記のよりは書いてみるとあからさまに太いのがよくわかります。校正実務講座受講時は使わない方が無難かも知れませんが、実務では相当お役立ちです。書き味はいまいちですが、消せる機能のメリットははんぱなし。
2.青いペン、緑のペン
問題を解いていて、間違った箇所をチェックするのに使用。新たに買い足しせず、手持ちの多機能ペンに含まれているもので事足りるかと。細ければ細いほどベターと思いつつ。いわゆるふつうのボールペンでも間に合っている感じ。
3.シャーペン
テキストをノートにまとめる際に使用。書きやすく、手になじんだものもあり、モチベーション向上の一環として、新しいものをそろえるのも手かもしれません。もちろん、黒いペンでもOK。シャーペンなら、クルトガは細い字が書きやすいのでオススメ。
4.黒いボールペン
わざわざ挙げるのも…とは思いつつ、各種宛名書き等に使用。
5.ものさし
30センチほどのものと、12センチのものを使用。いずれも透明のプラスチック製です。校正中にも使えるし、ノートに要点をまとめる際にも活躍。もしなければ透明のプラスチック製のものがあるといいかと思います。
6.消しゴム
この講座を進めるにあたり、最も使った筆記用具はシャーペンだったこともあり、連動して消しゴムの使用頻度もアップ。といいつつ、使い切りそうで使い切らない消しゴム…。
7.封筒
質問をする際の専用封筒がなく、手持ちのもので質問用紙を送付するからみで、思ったよりも使用。気分転換に何枚か書き溜めておくと、質問があったときに即座に対応できて便利。
8.のり、セロテープ
課題を送付する際、テキストの一部をコピーしてノートに張り付ける際など、けっこう使います。
9.カッター
各種送付物の開封と、スクラップに活用。
10.クリアブック
透明のポケットがたくさんついてるファイルのこと。学科質問や各種送付物のファイリングに使用。
11クリアフォルダー
これから送付しようと思うものを一時的にまとめたり、課題送付用の切手(15円)を入れておいたりと、多目的に使用。
12.ノート
順番としてはもっと上位にくるはずが、あまりにも身近すぎてこんな後ろに…。サイズはA5にしました。一般的な大学ノート(死語?)でもいいかなとは思います。
13.下敷き
ノートに記入するときは基本シャーペンなので下敷き重宝。
14.クリップ
切手や、報告課題提出に封入するものをまとめておくのに使用。
15ふせん
質問中の箇所とか、重要なところ、どこまで進んでいるかなどのチェックに大活躍。
こうしてあげていくと、本当にいっぱいあるんだなぁと思いました。
個人的にステーショナリーが好きなことと、通信講座はひとりでやってる感が強く、めげそうになることもあるので、お気に入りのものをそろえておくのも続けるコツかと。
前回の予告では、教材が届いたときの印象等々を紹介しようと思っていました。
実際問題として、それよりも校正士になるためにいったいどれだけかかるのか?の方が気になるのではと思い直し、今回は校正士になるまでの試算をベースに紹介することとします。
1.校正実務講座
校正士認定試験資格取得のための受講条件となっている講座です。ミニマムに考えるのであれば受講料と課題提出料になるわけですが、実際問題として、受講中の疑問点の解消には学科質問が欠かせないし、受験資格とは関係ありませんがトレーニング課題(2回)も提出しておいて損はなしという内容です。
補助教材に関しては2種類ありますが、特に問題集は買うことを前提に予算取りをした方がいいのかな?という印象です。
2.校正士認定試験
校正実務講座受講終了後3ヶ月の待機期間を経、その後直近に行われると考えておくと間違いないと思います。ちなみに校正士認定試験は隔月実施、年間6回あります。合否が出るまでの期間が提出後1ヶ月、不合格となった場合に最短で受験できるのが合否発表後3ヶ月後になります。といったわけで、1年間で受験できる回数は最大3回ということに。
ちなみに校正技能検定は年間2回(7月、12月)です。
3.校正技能錬成コース
明確に校正士認定試験対策講座とはうたっていませんが、これ以外に試験対策をする講座が設置されていませんでした。校正士を目指すのであれば受講しておいて間違いはないと思います。すごくハイレベルです。受講生は校正士の資格取得をしたものの実務から遠ざかっている方等多岐にわたります。受講生の中に実際の業務よりも厳しいので、当講座で学んだことでおつりがくるとコメントされている方がいましたが、その通りだと思います。
また、受講特典の校正士認定試験対策問題は安心材料としても大きいです。
4.そのほか
校正実務講座を進めていく上で必要不可欠と思われるグッズから、あったらなお可と思われるアイテムをまとめました。こうしてまとめてみると、けっこうあるもんです。もっと厳密にいえば、筆記用具類(ボールペン、シャーペン、定規)といったところでしょうか。
次回はいよいよ本編(校正実務講座の内容)に入れるか?
何度も予告しては変更し・・・なので、今回は予告なしにします。
目標の投稿ペースはもはやあってなきがごとしと化していますが、とある作家が新聞のインタビュー記事で、書いていないとダメになるといったことを発言。
ヘタでも書くことの重要性を再認識しました。
で、本編です。
きっかけは、自分の校正力のなさ。
端的に言えば、必要に駆られてといったところ。
自分に嫌気がさすことは、時としてポジティブなエネルギーに変換される。ということに気づいた。
校正を本格的に習得していくなら本を買ってきて独学、だけだと物足りない。資格というものにこだわりはなかった。体系的に学べるものがないものかと思い、調べてみました。
世の中的には、校正の資格というものが存在しないと思う人は多いようです。
私とてちょっと前までは内職の域かと思ってました。
知人からの話がなければ、失望しなければ・・・よく調べてみようとも思わなかったはず。
体系的に学んで、将来的には資格取得まで…となると、日本エディタースクール開催の各種校正講座(通学・通信)か、(一財)実務教育研究所のどちらかという二択。
通学制の講座は全日制を筆頭に夜間・土日だけ等、ラインナップも充実しています。専門知識が身につくような学校・講習会に通うのが割と好きで、社会人になってからも、いろんな教育機関に通った身としては、相当魅力的。
今回はある程度スケジューリングしやすい通信に、という思いが当初から強かったこともあり、であれば通信に特化した機関の方が・・・という考えのもと、(一財)実務教育研究所の校正実務講座受講に至りました。
次回は、教材が家にやってきたときの感想やら印象をまとめていくつもりです。
どうにかこうにか4回目です。なんとか3回坊主?3ヶ月坊主?にならずに済みそうです。
といっても、締切(予定)をほぼ2ヶ月もオーバーしましたが・・・。
前回は校正体験をベースにお話ししましたが、今回は資格取得のための方法を紹介しようと思います。ふたつある校正の資格を取るための学習方法について、通信教育ベースで比較してみました。
各資格を比較した際にも少し触れましたが、校正技能検定(中級)は、校正経験者であればどなたでも受験可能なことに対し、校正士認定試験は校正実務講座を修了しないと受験できない点が決定的に異なります。受講料や期間についてはあまり差がないといえますが、分割払いの回数を複数の選択肢から選べるのは実務教育研究所の方。
■校正コース(日本エディタースクール)
1.通信コースが2種類(違いは期間と実習数)
2.実習数が選べる
3.校正技能検定(中級)受験資格は、講座受講歴なくても得られる(上級は中級保有者)
■校正実務講座(実務教育研究所)
1.報告課題は再試験制度あり(基準点に満たない場合)
2.校正士認定試験の受験資格は、校正実務講座修了により得られる
3.分割払いの回数が複数より選択可能
実際受講した「校正実務講座」については、報告課題の落第システムって、ちょっとしたプレッシャーでした。それがよかったのか、少しでも満点に近い点をとりたいと気持ちになれました。提出課題は校正の実技だけではなく、用語や漢字などの学科とくくれるもの等多岐にわたっています。中でも校正の本質である実技は、ある意味見落としがないことがすごく要求される類のものなので、心構えが身についたようにも思います。
日本エディタースクールの教材の一部は、受講しなくても購入できるものがあるので、校正実務講座を受講しつつも、補強したい部分においては日本エディタースクールの教材をプラスして活用するという方法もありです。
次回以降は、受講体験を順次紹介するつもりです。